検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 5 件中 1件目~5件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Multi-atom resonant X-ray emission in simple binary compounds

馬場 祐治*; 下山 巖

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 987, p.164845_1 - 164845_5, 2021/01

 被引用回数:2 パーセンタイル:33.7(Instruments & Instrumentation)

簡単な二元系のアルカリ金属塩化物及びアルカリ土類金属塩化物について、一方の原子の内殻電子を共鳴励起したとき、相手側の原子から放出される特性X線を測定することにより、多原子共鳴(Multi-atom resonance)の効果を調べた。固体CaCl$$_{2}$$のCa 1s電子を共鳴励起すると、Clから放出されるCl K$$alpha$$ X線の強度が減少することを見出した。一方、CaCl$$_{2}$$の水溶液について同様にCa 1s電子を共鳴励起しても、Cl K$$alpha$$ X線の強度に変化は認められなかった。同様の結果は、KCl、SrCl$$_{2}$$においても観測された。このことから、これらの二元系物質では、励起される原子に直接結合した原子だけに多原子共鳴が起こることが明らかとなった。

論文

Thermoresponsive conductivity of poly(${it N}$-isopropylacrylamide)/potassium chloride gel electrolytes

Chen, J.; 前川 康成; 吉田 勝; 坪川 紀夫*

Journal of Polymer Science, Part B; Polymer Physics, 40, p.134 - 141, 2001/11

 被引用回数:7 パーセンタイル:27.46(Polymer Science)

N-イソプロピルアクリルアミドに基づくポリマーゲルは、水中において、外部環境から僅かな温度刺激を受けるとゲル体積が著しく変化することが知られている。この体積変化を電気伝導度から調べる目的で、$$gamma$$線重合反応を利用してポリマーゲル電解質(PGE)を合成した。PGEのゲル体積は、32$$^{circ}C$$付近の温度で急激に変化し、この温度を境に低温側で膨潤、逆に高温側で収縮した。このようなゲルの温度特性を電気伝導度から調べたところ、ゲルの膨潤収縮挙動と良く一致することがわかった。この結果から、ポリマーの構造変化を調べる手段として、電気伝導度測定が有用であることが結論できた。

論文

Temperature-switchable vapor sensor materials based on ${it N}$-isopropylacrylamide and calcium chloride

Chen, J.; 吉田 勝; 前川 康成; 坪川 紀夫*

Polymer, 42(23), p.9361 - 9365, 2001/11

 被引用回数:31 パーセンタイル:72.19(Polymer Science)

塩化カルシウムを含むアルコール溶液中でN-イソプロピルアクリルアミドを放射線重合して得られた高分子素材を温度応答性蒸気センサーに応用した。センサー素材の電気伝導度は、温度変化に追従して、水とエタノール蒸気中で顕著に変わることがわかった。すなわち、電気伝導度は昇温と共に、エタノール蒸気中で増加、逆に水蒸気中で減少する傾向を示した。二つの蒸気が電解質に対し正反対の応答を示すことから、有機溶媒中に含まれる微量の水を測定するための濃度計を試作し、性能を評価した。その結果、電気伝導度と水の濃度の間で良好な直線関係が得られた。

報告書

アスファルト固化体の浸出性の改善; 沸騰水型原子炉で発生する蒸発缶濃縮廃液のアスファルト固化体の浸出性

松鶴 秀夫; 土尻 滋; 森山 昇

JAERI-M 8864, 13 Pages, 1980/05

JAERI-M-8864.pdf:0.56MB

BWRで生ずる濃縮廃液のアスファルト固化体の浸出性を改善するため、濃縮廃液に塩化カルシウムを添加して個化する方法を検討した。その結果、得られた固化体はほとんど膨潤が認められず、また、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csと$$^{6}$$$$^{0}$$Coの浸出比は100日間でそれぞれ5$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$および1$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$となり、塩化カルシウムを添加しない固化体の場合に比べて、極めて低い値を示した。さらに表面を5mm厚のアスファルトで被覆した固化体では、浸出液にはほとんど放射能が検出されなかった。

口頭

Multi-atom resonanceの再検証

馬場 祐治*; 下山 巖

no journal, , 

Multi-atom resonanceが起こるかどうかを実験的に再検証した。X線照射によるMulti-atom resonanceとは、A-B二種類の元素からなる物質の片方の原子Aの内殻電子を共鳴励起した時に、原子Bからの蛍光X線放出(または光電子放出, オージェ電子放出)の強度が変調を受ける現象である。固体のCaCl$$_{2}$$について、Ca K-吸収端近傍で放射光エネルギーを掃引すると、共鳴吸収領域でCl K$$alpha$$X線の強度が約40%減少した。一方、CaCl$$_{2}$$の水溶液では、強度の減少は認められなかった。以上の結果から、CaとClが隣接する固体の場合は、Multi-atom resonanceが起こることが分かった。この現象を使えば、二成分系以上の物質において、対象元素の周りにある元素を特定できるので、EXAFSなどのX線吸収分光法を補完する新しい構造解析法となり得る。

5 件中 1件目~5件目を表示
  • 1